雨の日のサッカーで必要な持ち物8選|子どもが安心して練習できる対策グッズを解説

雨の日のサッカーで必要な持ち物8選|子どもが安心して練習できる対策グッズを解説

雨の日でも、サッカーの練習や試合が行われることは珍しくありません。

適切な持ち物があれば、身体の冷えを防ぎ、ケガのリスクを減らすことができるでしょう。逆に準備を怠ると、体調を崩したり集中力を欠いたりする原因につながってしまいます。

保護者にとっては、雨の日でも子どもが安全にプレーできる環境を整えることが大切です。

本記事では、雨の日のサッカーで必要な持ち物を8つ紹介します。

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TORIDENTEストライカースクール代表

比嘉 大夢(ひろコーチ)

関東と沖縄を拠点とする「TORIDENTEストライカースクール」の代表。SNS総フォロワー18万人。小学生からサッカーを始め、中学時代にはJ下部組織に所属。高校時代には選手権出場経験があるほか、プリンスリーグチーム内得点王・アシスト王を記録。これまでパーソナルレッスンで300名以上の小学生を指導実績あり。
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目次

雨の日のサッカーで必要な持ち物8選

雨が降ると、サッカーグラウンドの状況や気温が大きく悪化してしまいます。雨の日でも快適にサッカーを続けるためには、事前の準備が重要です。

ここでは、雨の日のサッカーで必要な持ち物を8つ紹介します。

雨の日のサッカーで必要な持ち物8選
  • 雨に強いスパイク
    滑りやすい地面でも踏ん張りやすくなる
  • 替えのトレーニングシューズ
    試合後や移動中に履き替えて快適に過ごせる
  • 防水性のあるピステやウィンドブレーカー
    身体を冷やさず雨風から守れる
  • 防寒具
    気温低下に備えて体温を維持できる
  • 吸水性の高いタオル
    濡れた身体をすぐに拭き取り体調を守れる
  • 着替え
    練習や試合後に全身を着替えて冷えを防げる
  • ビニール袋
    濡れたウェアや用具を分けて収納できる
  • シューズドライヤー
    使用後のスパイクを早く乾かして清潔に保てる

1.雨に強いスパイク

雨天時のグラウンドは滑りやすく、普段のスパイクでは踏ん張りが効かなくなる場合があります。そのため、雨に強いスパイクを準備しておくことが大切です。

とくに天然芝やぬかるんだ土のグラウンドでは、地面をしっかり捉えるシューズを選ぶことで転倒やケガのリスクを減らせます。できれば、普段用と雨天用の2足を使い分けられるよう準備しておくと安心でしょう。

雨天時用スパイクの選び方
  • スタッドが長め
  • 丸型や金属スタッド
  • 取り替え可能スタッド
  • 防水加工や撥水素材

このようなスパイクを用意することで、足元の安定感が高まり、ボールコントロールもスムーズになります。

2.替えのトレーニングシューズ

雨の日にスパイクを使用すると、試合や練習後には泥や水分を含んで重くなり、履き続けることで足を冷やしてしまいます。そのまま移動したり帰宅したりすると、身体の体温を奪われて風邪を引く原因になるでしょう。

子どもは体調を崩しやすいため、スパイクとは別に替えのトレーニングシューズを準備しておくと安心です。

トレーニングシューズの選び方
  • 通気性があり乾きやすい
  • 軽量で持ち運びやすい
  • 防水加工が施されている
  • インドアトレーニングにも使える

練習後に履き替えるだけで足元が快適になり、身体の冷えを防げます。保護者は子どもの健康管理のために、必ずバッグに1足予備を入れておきましょう。

3.防水性のあるピステやウィンドブレーカー

雨の日のサッカーでは、衣類が濡れて身体の体温を下げてしまいます。

身体の体温が下がると集中力が落ち、ケガや体調不良につながりかねません。そのため、防水性に優れたピステやウィンドブレーカーを着用することがおすすめです。

雨の日のウェアの選び方
  • 防水性
  • 透湿性
  • 耐久性
  • 伸縮性
  • 軽量性

これらを備えたウェアを用意すれば、雨の日でも練習の質を保ちやすくなります。

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4.防寒具

雨の日のサッカーでは、濡れたウェアのまま練習を続けると身体が急速に冷えてしまいます。

体温が低下すると筋肉が動きにくくなり、ケガや風邪のリスクが高まるでしょう。とくに気温の低い季節は、防寒具を適切に準備することが大切です。

おすすめ防寒具グッズ
  • 撥水加工付きのインナージャケット
  • 保温性の高いネックウォーマー
  • 雨を弾く防寒手袋
  • 着脱が簡単なベンチコート

これらを活用することで、試合前後の待ち時間や移動時も身体を冷やさずに過ごせます。子どもの身体を守る視点で「濡れたままにしないこと」を意識するとよいでしょう。

5.吸水性の高いタオル

雨の日のサッカーでは、濡れた身体を放置すると体温が奪われ、風邪を引く原因になりやすいです。

練習や試合の合間にすぐに身体を拭けるよう、吸水性の高いタオルを準備しておくことが大切です。一般的なタオルでも役立ちますが、雨天時は速乾性や吸水性に優れた素材を選びましょう。

タオルの選び方
  • マイクロファイバー素材
  • 速乾性や吸水性に優れた素材

このようなタオルを持参すれば、練習の合間でも子どもが快適に過ごせます。保護者はバッグに予備を多めに入れておくことで、急な雨でも落ち着いて対応できるでしょう。

6.着替え

雨の日にサッカーをすると、ユニフォームや下着が一気に濡れてしまいます。

そのまま放置すると身体が冷え、風邪を引く原因になるでしょう。練習や試合後にすぐ着替えられるよう、清潔な衣類を必ず準備しておくことが大切です。

雨天時に持っておきたい着替え
  • Tシャツ
  • ズボン
  • 靴下
  • 下着

これらを用意しておけば、試合後や移動時も快適に過ごせます。リュックやバックの中でかさばらないよう、着替え用の袋も準備しておきましょう。

7.ビニール袋

雨の日のサッカーでは、濡れたユニフォームやタオル、泥が付いたスパイクなど、片付けの手間が大きくなります。

そのままバッグに入れると他の荷物まで汚れてしまい、管理が難しくなるでしょう。そこで役立つのがビニール袋です。シンプルですが、雨天時には欠かせない持ち物といえます。

雨天時におけるビニール袋の使い方
  • 濡れたユニフォームや靴下をまとめて収納する
  • 泥で汚れたスパイクを分けて入れる
  • タオルや着替えを濡れ物と仕切って清潔に保つ

こうした工夫をすれば、バッグの中を清潔に保ちながら持ち物を整理できます。ビニール袋は100円ショップやスーパーで手軽に入手できるため、常に数枚を常備しておくと安心です。

8.シューズドライヤー

雨の日にサッカーをすると、スパイクは水分を含んで重くなり、すぐには乾きません。

濡れたままのスパイクを放置するとカビや臭いの原因となり、靴の劣化を早めてしまいます。そのため、自宅でのアフターケアとしてシューズドライヤーを用意しておくと安心です。

とくに、連日練習や試合がある子どもにとっては必需品といえるでしょう。

シューズドライヤーの選び方
  • 熱風で短時間にしっかり乾燥できるタイプ
  • オゾン機能付きで消臭や除菌に対応
  • 持ち運びしやすいコンパクト設計
  • タイマー機能があり安全に使用できるモデル

こうした機能を備えたシューズドライヤーを使えば、雨天後でも清潔で快適にスパイクを管理できます。

雨の日にサッカーをする際の注意点

雨の日にサッカーをするときは、普段よりもリスクが増えるため十分な注意が必要です。

ここでは、雨の日にサッカーをする際の注意点を解説します。

雨の日にサッカーをする際の注意点
  • グラウンドのコンディション悪化でケガをしやすくなる
    ぬかるみや水たまりで足を取られやすくなる
  • 体温低下で体調を崩しやすくなる
    濡れたまま放置すると風邪や疲労につながる
  • 雷や大雨の際には中止判断を行う
    命の危険があるため直ちにプレーを中断する

1.グラウンドのコンディション悪化でケガをしやすくなる

雨の日のサッカーでは、土や芝のグラウンドがぬかるんで滑りやすくなります。

水たまりに足を取られることで転倒が増え、足首や膝をひねるリスクが高まるでしょう。とくに子どもは力加減の調整が難しく、勢いよくプレーして思わぬケガにつながりやすいため注意が必要です。

雨の日の練習や試合前にグラウンドの状態をチェックし、必要に応じてコーチへ相談することも大切です。

2.体温低下で体調を崩しやすくなる

雨に濡れたままサッカーを続けると、身体の熱が奪われて体温が下がりやすくなります。

身体が冷えると筋肉の動きが鈍くなり、パフォーマンスが落ちるだけでなく風邪や疲労の原因になるでしょう。とくに小学生や中学生は体温調節が未熟なため、気づかないうちに体調を崩すことがあります。

雨の日でも快適にサッカーを楽しめるよう、衣類や飲み物の準備を徹底して体調管理を行いましょう。

3.雷や大雨の際には中止判断を行う

雨の日でもサッカーは続行できる場合がありますが、雷や激しい大雨は命に関わる危険を伴います。

鳴が聞こえる状況では、グラウンドにいるだけで落雷のリスクがあり、大雨によって視界が悪化すれば接触プレーや転倒の事故につながるでしょう。

JFA(公益財団法人日本サッカー協会)による「サッカー活動中における落雷事故防止対策について」では、以下のように記載されています。

サッカー活動中における落雷事故防止対策
  • 危険・兆候が確認されたら公式戦・練習にかかわらず躊躇なく中止すること
  • 周辺で雷注意報・兆候がある場合、専門的なウェブサイトで常時天候情報を確認すること

無理に続行するよりも、早めに中止判断を行うことが子どもの安全を守る最善策です。

雨の日にサッカーをするメリット

雨の日のサッカーはリスクもありますが、工夫すれば子どもの成長につながるよい機会にもなります。試合や大会では雨でも続行すケースが多いため、練習のうちから慣れておくとよいでしょう。

ここでは、雨の日にサッカーをするメリットを解説します。

雨の日にサッカーをするメリット
  • ボールコントロール力を高められる
    不規則な動きに対応する力を養える
  • フィジカル面の強化につながる
    足場の悪さが体幹や下半身を鍛える
  • 精神的な強さを養える
    厳しい環境を経験して集中力を高められる

1.ボールコントロール力を高められる

雨が降るとボールは地面を滑るように速く動き、普段より止めにくくなります。

足元から抜けてしまったり、予想外の方向に弾んだりすることもあるでしょう。子どもはその変化に対応するため、足の角度や触れ方を工夫しなければなりません。

その結果、トラップやパスを正確に扱う意識が高まり、判断も速くなります。

実際に大人の選手でも「雨の日はテンポが上がってやりやすい」と感じる人がおり、ボールが滑る環境には独自の特徴があります。

2.フィジカル面の強化につながる

雨でぬかるんだグラウンドでは、足を取られて思うように動けない場面が増えます。

滑らないよう踏ん張る動作が自然に増えるため、下半身や体幹に大きな負荷がかかるでしょう。結果として脚力やバランス感覚の強化につながります。

また、雨の中ではスピードを上げにくいため、相手との接触が増えやすい状況になります。身体を当てられても倒れないように耐える力や、転倒後に素早く立ち上がる力も養われるのが特徴です。

体力を消耗しやすい環境なので持久力の向上にもつながり、悪条件だからこそ実戦的なフィジカルを育てられるといえるでしょう。

3.精神的な強さを養える

雨の中でサッカーをすると、身体が冷えたり思うように動けなかったりして、子どもにとっては負担になります。

普段より集中力を保つことが難しく、気持ちが折れてしまう場面も。それでも練習を続けることで、不快な環境でも前向きに取り組む習慣が身につきます。

困難な状況を経験すると、試合本番でも動揺せず落ち着いてプレーできる力につながるでしょう。また、同じ環境で頑張る仲間と声を掛け合うことで協調性も育ます。

雨の日でもサッカーを快適に行うための対策

雨の日は普段より身体への負担が大きく、ケガや体調不良のリスクも高まります。

ここでは、雨の日でもサッカーを快適に行うための対策方法を解説します。

雨の日でもサッカーを快適に行うための対策
  • 準備運動をしっかり行う
    筋肉を温めてケガを防ぎやすくする
  • 防寒・防水対策を万全にする
    身体を冷やさず雨風から守る工夫をする
  • コンディションが悪いときは休む
    無理をせず体調を優先して判断する

1.準備運動をしっかり行う

雨の日のサッカーは足場が不安定になり、普段より転倒や捻挫のリスクが高まります。

とくに身体が冷えていると筋肉が硬くなりやすく、ケガにつながりやすいでしょう。そのため、練習や試合前に準備運動を丁寧に行うことが大切です。

おすすめな準備運動
  • 軽めのジョギング
  • 動的ストレッチ
  • サイドステップやクロスステップ
  • その場ジャンプやスキップ
  • 軽いパス・トラップ

雨の日は開始直後から全力で動くと負担が大きいため、準備段階で十分に身体をほぐしましょう。

2.防寒・防水対策を万全にする

雨の日のサッカーでは、濡れた身体を放置すると体温が下がりやすく、体調を崩す原因になります。

練習や試合に集中するためには、防寒と防水の両方を意識した準備が大切といえるでしょう。

防寒・防水対策方法
  • 撥水加工のピステやウィンドブレーカー
  • フード付きジャケット
  • 速乾性インナー
  • 防寒手袋やネックウォーマー
  • 替えの靴下やインナーウェア

試合後にはすぐに着替えられるよう、乾いた衣類を一式そろえておくことをおすすめします。

3.コンディションが悪いときは休む

雨の日は身体が冷えやすく、体調不良やケガのリスクが高まります。

無理をして練習や試合に参加すると、かえって長期間の休養が必要になる場合もあるでしょう。とくに発熱や咳などの症状があるときや、強い倦怠感を訴えるときには、思い切って休む判断が大切です。

サッカーは継続的な練習で力を伸ばす競技ですが、身体を守ることが何より優先されます。

子どもの体調が少しでも優れない場合は、保護者が「今日は控えよう」と声をかけてあげましょう。

雨の日にサッカーをした後のアフターケア

雨の日にサッカーを終えた後は、身体や用具への影響をそのままにすると体調不良や故障につながります。

ここでは、子どもが安全に次の練習へ臨むために大切なアフターケアを解説します。

雨の日にサッカーをした後のアフターケア
  • 身体を冷やさないようにする
    練習後は早めに着替えて体温を守る
  • 雨で濡れた物は乾燥させる
    濡れたまま放置せずしっかり乾かす
  • ウェアやスパイクの汚れを落とす
    泥や水分を落として清潔に保つ

1.身体を冷やさないようにする

雨の日のサッカー後は、濡れたウェアや下着を着たままにすると体温が奪われ、風邪や体調不良を引き起こす危険も。

練習や試合を終えたら、まずは乾いた衣類に素早く着替えることが大切でしょう。吸水性の高いタオルで汗と雨を拭き取り、全身を清潔にしてから着替えるとより効果的です。

とくに、靴下や下着など直接肌に触れる部分を交換することで、身体の冷えを防ぎやすくなります。さらに、気温の低い季節は、温かい飲み物を用意して内側から身体を温める工夫も必要です。

保護者が事前に着替えを一式そろえ、子どもがすぐに使えるよう準備しておくと安心でしょう。

2.雨で濡れた物は乾燥させる

サッカー後に濡れたスパイクやユニフォームをそのままにすると、カビや臭いの原因になり、用具の劣化も早まります。

練習や試合から帰宅したら、まず濡れた物をバッグから取り出し、風通しのよい場所で乾燥させることが重要でしょう。

スパイクは新聞紙を丸めて入れると水分を吸収しやすく、形崩れも防げます。ウェアやソックスは洗濯後にしっかり干し、湿気を残さないことがポイント。

レガースやすね当ても同様に水分を拭き取り、乾燥させることで清潔さを保てます。

3.ウェアやスパイクの汚れを落とす

雨の日のサッカーでは、ウェアやスパイクに泥汚れが付きやすく、そのままにすると繊維や素材を傷めてしまいます。

練習後は速やかに泥を落とし、清潔な状態を保つことが大切です。ウェアはまず泥を軽くすすいでから洗濯すると、繊維に汚れが残りにくくなります。

スパイクはブラシで土を払い、水気を拭き取ってから陰干しすると長持ちさせられるでしょう。ソール部分に詰まった泥は小石と一緒に固まることがあるため、丁寧に取り除く必要があります。

清潔に保つ習慣を身につければ、用具の寿命を延ばせるだけでなく、子どもが気持ちよく次の練習に臨めます。

雨の日でもサッカーの持ち物を整えて快適に練習や試合を楽しもう

雨の日のサッカーは身体への負担や用具の管理に注意が必要ですが、準備とアフターケアを徹底すれば安心して取り組めます。

防寒・防水対策や着替えの準備を整えることで体調を守り、濡れた用具をしっかり乾燥させることで次の練習にも気持ちよく臨めます。

雨の日でもサッカーの持ち物を整えて、快適に練習や試合を楽しみましょう。

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