「ジュニアプロテインとは?大人用プロテインとなにが違うの?」
「ジュニアプロテインって効果あるの?」
上記のような疑問をお持ちではないでしょうか。
ジュニアプロテインとは小学生・中学生向けに作られたプロテインで、成長期に必要な栄養素が豊富に含まれているのが特徴です。
しかし、プロテインは子供によくないと聞いて悩んでいる人も多いでしょう。
そこで、本記事ではジュニアプロテインの概要を解説しつつ、大人用プロテインとの違いや効果についても紹介します。
ジュニアプロテインについて詳しく知りたい人は、参考にしてみてください。
ジュニアプロテインとは?大人用プロテインとの違いを解説
「ジュニアプロテインってなに?」と疑問を持っている人に向けて、ジュニアプロテインの概要を解説します。
ジュニアプロテインの特徴を押さえたうえで、お子さんの成長をサポートしましょう。
ジュニアプロテインは小学生・中学生向けに作られたプロテイン
ジュニアプロテインとは、小学生・中学生向けに作られたプロテインを指します。
成長期に必要な栄養素が豊富に含まれており、身体の成長や発育をサポートする役割があります。
プロテインと聞くと筋肉を付けるイメージを持つ人も多いですが、ジュニアプロテインは成長を助けることが目的です。
そのため、スポーツをしている子供はもちろん、スポーツをしていない子供にもおすすめです。
ジュニアプロテインを積極的に活用することで、健康的な身体づくりを目指せるでしょう。
大人用プロテインとの違い
ジュニアプロテインと大人用プロテインには、以下の違いがあります。
項目 | ジュニア | 大人用 |
---|---|---|
目的 | 成長・発育サポート | 筋肉増強や減量 |
タンパク質 | 少なめ | 多め |
その他栄養素 | 成長期に必要な栄養素が 豊富に含まれている | タンパク質以外の 栄養素は少なめ |
添加物 | 抑えられている | 添加物が含まれている場合が多い |
ジュニアプロテインは成長や発育が目的、大人用プロテインは筋肉増強や減量が目的です。
また、ジュニアプロテインと大人用プロテインの大きな違いは、タンパク質以外の栄養素が豊富に含まれているかどうかです。
大人用プロテインはタンパク質がメインであるのに対して、ジュニアプロテインはビタミンやミネラルといった栄養素もバランスよく含まれています。
そのため、成長期に必要な栄養素をプロテインを摂取することで補えます。
さらに、ジュニアプロテインは添加物が抑えられている点も特徴です。
子供にプロテインを飲ませる際に添加物について気になる人が多いですが、ジュニアプロテインは添加物が抑えられているため、安心して飲ませることができます。
ジュニアプロテインの種類
ジュニアプロテインには以下の3種類があり、目的に合ったものを選ぶ必要があります。
- ホエイプロテイン
- カゼインプロテイン
- ソイプロテイン
それぞれ以下の違いがあります。
項目 | ホエイ | カゼイン | ソイ |
---|---|---|---|
由来 | 牛乳 | 牛乳 | 大豆 |
消化スピード | 早い | 遅い | 普通 |
価格 | 高め | 普通 | 普通 |
おすすめな子 | スポーツをしている子 身体を強くしたい子 | 暴飲暴食してしまう子 運動をしていない子 | 乳糖不耐性の子 栄養不足の子 |
摂取できない子 | 乳製品アレルギー | 乳製品アレルギー | 大豆アレルギー |
ホエイプロテインは消化スピードが早く、運動後45分以内に摂取することで、すばやく筋肉の修復・回復を行ってくれます。
そのため、とくにスポーツをしているお子さんにおすすめです。
カゼインプロテインは消化スピードが遅いことから腹持ちがよく、暴飲暴食してしまう子や食事量を減らしたいお子さんに向いています。
ソイプロテインは大豆タンパクから作られているため、乳糖不耐性の子でも不安なく飲むことができるでしょう。
ジュニアプロテインのなかではソイプロテインが多く、次いでホエイプロテインも多数展開されています。
ジュニアプロテインの効果・メリット
ジュニアプロテインには、以下の効果・メリットがあります。
効果やメリットを押さえて、安心してお子さんにジュニアプロテインを飲ませましょう。
成長期に必要な栄養素を手軽に補える
ジュニアプロテインは、成長期に必要な栄養素を手軽に補えるメリットがあります。
「厚生労働省」によると、成長期は1日に以下の栄養素が必要とされています。
項目 | 男子 (12〜14歳) | 女子 (10〜11歳) |
---|---|---|
タンパク質 | 60g | 50g |
脂質 | 20~30% | 20~30% |
炭水化物 | 50~65% | 50~65% |
ビタミンD | 8.0μg | 8.0μg |
ビタミンK | 140μg | 140μg |
ビタミンB1 | 1.4mg | 1.1mg |
カルシウム | 991mg | 732 mg |
鉄分 | 10.0mg | 8.5mg (月経なし) 12.0mg (月経あり) |
しかし、一日の食事でバランスよく栄養素を補給することは難しいです。
その点、ジュニアプロテインなら1杯飲むだけで、成長期に必要な栄養素を手軽に補えるため、食が細い子や好き嫌いが多い子にもおすすめです。
力強い身体を目指せる
ジュニアプロテインを飲むことで、力強い身体を目指せます。
プロテインにはタンパク質が含まれており、筋肉の組織を作るための重要な材料です。
また、ジュニアプロテインにはタンパク質以外にも栄養素が豊富に含まれているため、より成長や発育に効果が期待できます。
試合に出ても当たり負けしてしまう子や身体が細身な子は、ジュニアプロテインを活用するとよいでしょう。
免疫力向上や体力維持に効果が期待できる
ジュニアプロテインを飲むことで、免疫力向上や体力維持にも効果が期待できます。
ビタミンやミネラル、カルシウムといった栄養素が含まれていることから、免疫を向上させて風邪を引きにくい身体を目指せます。
また、しっかりと栄養を取れていれば、体力アップや体力維持にも期待できるのがメリットです。
日頃から体調不良を起こしやすい子や試合に出てもバテてしまう子は、積極的にプロテインを飲みましょう。
身長が伸びる可能性がある
ジュニアプロテインを飲むと、身長が伸びる可能性があります。
ジュニアプロテインは成長や発育が目的とされているため、欠かさず飲むことで身長にも好影響をもたらすことが期待できます。
実際にジュニアプロテインを飲んでいる人からは、以下のように身長が伸びたとの実例も見受けられました。
遺伝は大きいですね。ですが、うちの次男の予測身長では173.5㎝でしたが今は177. 1㎝になりました。今思えばジュニアプロテインや亜鉛等のサプリが効果あったのかな?睡眠は小さい頃から十分ではなかったので…あとは食育ですかね…これをすれば絶対に背が伸びるって訳でもないので難しいです。
引用:X
スイミングとラグビー始めてから食べる量が少しずつ増えてきたかな。ザバスのジュニアプロテインも飲んでるせいか、最近身長も体重もぐんぐん伸びてきてる。
引用:X
ただし、ジュニアプロテインを飲むと必ず身長が伸びるわけではありません。
身長は遺伝要因も大きいため、すべてのお子さんが伸びるとは限らず、伸びない場合もあります。
また、身長を伸ばすには十分な栄養や睡眠、適度な運動も合わせることが重要になります。
ジュニアプロテインの正しい選び方
ジュニアプロテインを選ぶ際は、お子さんに合ったプロテインを選ぶことが大切です。
以下のポイントを押さえて、ジュニアプロテインを選んでみてください。
購入後に「合わなかった」と後悔しないためにも、正しい選び方を理解しておきましょう。
目的や目標に合わせてプロテインの種類をチェック
ジュニアプロテインを選ぶ際は、目的や目標に合わせてプロテインの種類を決めることが重要です。
プロテインには大きくホエイプロテイン・カゼインプロテイン・ソイプロテインに分けられ、目的と異なる種類を選ぶと効果が期待できません。
ホエイプロテインはスポーツをしていて力強い身体を目指したい子、カゼインプロテインはスポーツをしていない子や暴飲暴食してしまう子におすすめです。
ソイプロテインは、乳糖不耐性の子や栄養不足の子に向いています。
それぞれの特徴を押さえて、お子さんの目的や目標に合ったジュニアプロテインを選びましょう。
添加物が含まれているかチェック
ジュニアプロテインを選ぶ際は、添加物が含まれているかどうかもチェックしておきましょう。
親御さんのなかには「プロテインは添加物が心配…」と不安になるケースが多く、飲ませるのに抵抗を覚えることも少なくありません。
「厚生労働省」によると添加物は安全性を確保して販売していると言及しているものの、添加物が心配な人は無添加のジュニアプロテインを選びましょう。
人工甘味料不使用のジュニアプロテインも多数展開されているため、チェックしてみることをおすすめします。
子供が好きなフレーバーがあるかチェック
ジュニアプロテインを選ぶ際は、子供が好きなフレーバーがあるかもチェックしましょう。
子供の好みではないフレーバーを選んでしまうと、続けるのが難しくなり、費用も無駄になってしまう可能性があります。
子供が好きなフレーバーとして多いのが「ココア味」で、ココアが好きな子や甘い飲み物が好きな子におすすめです。
次いでストロベリーやヨーグルトも人気で、フルーツが好きな子はストロベリー、さっぱり飲みたい子にはヨーグルトが向いているでしょう。
味を確かめたい場合には、トライアルサイズを購入してみるのもひとつの方法です。
メーカーによって甘さや風味が異なるため、飲み比べながらお子さんの口に合うものを選びましょう。
飲みやすさや続けやすさをチェック
ジュニアプロテインを選ぶ際は、飲みやすさや続けやすさもチェックしてください。
プロテインは継続して飲むことで効果が期待できるため、お子さんでも続けやすいプロテインを選ぶことが重要です。
たとえば、粉っぽさはないか、甘さは口に合っているか、続けやすい価格かなどを確認してみましょう。
いくら高価なプロテインを購入しても、お子さんに合わなければ意味がありません。
粉の溶けやすさやフレーバー、価格などを比較して、子供が好むジュニアプロテインを見つけてみましょう。
ジュニアプロテインに関するよくある質問
ジュニアプロテインに関するよくある質問をまとめました。
以下でそれぞれ回答します。
ジュニアプロテインは何歳から何歳までOK?
ジュニアプロテインは何歳から何歳までといった制限はないため、年齢関係なく飲むことができます。
ただし、一般的には10歳前後で飲むお子さんが多いです。
ジュニアプロテインには成長期に必要な栄養素が多く含まれているので、成長に合わせて飲み始めるとよいでしょう。
子供がプロテインを飲むのはよくないって聞くけど本当?
子供がプロテインを飲むのはよくないと耳にすることが多いですが、子供がプロテインを飲んでも問題ありません。
むしろ成長期に必要な栄養素を手軽に補えるため、積極的に飲むことをおすすめします。
ただし、プロテインを飲ませるなら子供向けに作られた「ジュニアプロテイン」を選びましょう。
大人用プロテインは栄養素が少ないほか、添加物が含まれている場合も多いため、豊富に栄養素が含まれたジュニアプロテインを選ぶことがおすすめです。
ジュニアプロテインを大人が飲むのはOK?
ジュニアプロテインを大人が飲んでも問題ありません。
子供向けに作られていますが、大人も飲むことでビタミンやカルシウムといった養素をバランスよく補うことができます。
そのため、親子で一緒に飲むこともおすすめです。
子供がプロテインを飲むと腎臓によくない?
子供がプロテインを過剰摂取した場合、腎臓に負担がかかる恐れがあります。
タンパク質は体内で分解されて窒素となり、尿に変換して排泄しますが、過剰摂取すると多くの窒素を尿に変換する必要があり、腎臓に負担がかかってしまいます。
なお、メーカーが推奨する量を守れば、腎臓に負担がかかる心配はありません。
もし身体への負担が心配な場合は、少量から始めてみることをおすすめします。
【まとめ】ジュニアプロテインは成長期をサポートする栄養補助食品
ジュニアプロテインは、成長期をサポートするために重要な栄養補助食品です。
大人用プロテインとは異なり、多くの栄養素が配合されているため、スポーツをしている子や栄養不足の子は積極的に飲むとよいでしょう。
ただし、プロテインの種類やフレーバーから、お子さんに合ったジュニアプロテインを選ぶことが重要です。
本記事で紹介したジュニアプロテインの特徴を参考にして、お子さんの成長をサポートしましょう。